水源地域の森林では、林業の不振による人工林の手入れ不足や二ホンジカの過重な採食の影響により下層植生の衰退、土壌の流出、次世代への更新の阻害などの森林の荒廃が起きています。
市街地周辺の里山や都市近郊林では、薪炭林としての施業が放棄され、森林の高木化、藪化、竹の侵入などが進み、里山本来の環境が失われ、生態系の劣化だけでなく倒木の危険や生活環境の悪化などが生じています。
暗い林内では下草が育ちません
下草がないと森林土壌が流れてしまいます
放置され高木化したコナラ
過熟木による斜面崩壊の危険
激しい降雨で山崩れのリスクが高まっています
ナラ枯れ(カシノナガキクイムシによる)の被害が拡大しています