神奈川県森林協会

拡がるナラ枯れ

1.「ナラ枯れ」とは

「ナラ枯れ」は、「ナラ菌」を媒介するカシノナガキクイムシがコナラやミズナラ、マテバシイなどのブナ科の広葉樹に集団で穿入することで発生する樹木の感染症で、持ち込まれた「ナラ菌」が樹体内に拡がることにより、水の通導が阻害され、枯死に至ります。

立ち枯れ遠景
立ち枯れ 遠景

フラス(穿孔で生じた木くず)の堆積状況
フラス(穿孔で生じた木くず)の堆積状況


カシナガ成虫(♂)
カシナガ成虫(♂)

カシナガ成虫(♀)
カシナガ成虫(♀)


穿入後、幹内で繁殖した幼虫


2.神奈川県の「ナラ枯れ」の現状

「ナラ枯れ被害は、当初、日本海側の一部地域に留まっていましたが、拡大を続け、全国において2010年にピークに達し、その後減少しましたが、増加傾向にある地域もあります。神奈川県においても2017年に初めて箱根町湯本や三浦市小網代等で被害が確認され、以降、被害は拡大の一途をたどっています。


2017年被害状況
2017年

2018年被害状況
2018年

2019年被害状況
2019年

図:はじめてナラ枯れ被害が確認された箇所の推移

※被害は神奈川県水源環境保全課が確認した箇所に限ります。


3.「ナラ枯れ」の被害を防ぐために

カシノナガキクイムシが穿入し、ナラ枯れによって枯れた木を放置してしまうと、新たなナラ枯れの感染源になってしまいます。枯死した翌年の春以降、入った個体の数千~数万倍に及ぶ大量の成虫が羽化、飛散したという報告もあります。新たな被害の拡大・蔓延を防ぐため、早期発見・早期対応が重要です。疑いのある樹木を見つけましたら、神奈川県の森林関係の事務所までご連絡ください。

神奈川県作成パンフレットはこちら

 https://www.pref.kanagawa.jp/documents/30599/892845.pdf


「ナラ枯れ」についてもっと知りたい方はこちら

⇒ 地域の森林をみんなで守ろう - 森林づくり活動フィールドでのナラ枯れ対策Q & A - (PDF)7.5MByte

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